髙田唯展

　活版印刷工房を営みながら、デザインの仕事を行う髙田唯。ぬくもりを感じさせる活版印刷のタイポグラフィーや、遊び心溢れるグラフィックデザインで、ロゴマークやサイン、広告、装丁、パッケージデザインなど多岐にわたって手がけてきた。

　髙田は2006年、Allright Graphicsを設立。翌年07年には活版印刷のオールライト工房（現・Allright Printing）を発足した。一方で、13年からは東京造形大学で教鞭をとり、デザイン教育にも力を注いでいる。

　本展では、仕事場、学校、パーソナルな場所といったさまざまな環境で、不自由さや制約があるなか、面白さを見出し自由に泳ぐようにグラフィックデザインと向き合い続ける作家の取り組みを紹介する。