ヤンオカ vol.01

　MtK Contemporary Artでは、次世代を担う若手作家にフォーカスしたグループ展「young okazaki vol.01」を開催する。

　本展には20代の若きペインター、東慎也、井上七海、黒坂祐、南依岐の4人が参加。エレキギターのハウリング音のように荒々しい筆跡から生まれる偶発的な物質性が魅力的な東慎也の具象絵画や、線を引く行為の反復が残すわずかなノイズを蓄積し、有機的で繊細なグリッド絵画を展開する井上七海の「スフ」シリーズ、要素と要素の関係性から生まれる画中の物理現象を、丁寧に確認するかのように描写する黒坂祐の絵画作品、自身の思考をメタ化し曼荼羅を描くように、内的世界を鮮やかな色彩で構造的に絵画に定着させた南依岐の新作絵画などを紹介する。

　生命が初々しく活力にあふれるこの夏に、4人のペインターの瑞々しい想像力に注目してほしい。