澤井昌平展

　画家・澤井昌平（さわい・しょうへい）の個展がUNPEL GALLERYで開催される。全国の優秀な若⼿作家のなかから選抜し紹介する本展は、「UNPEL GALLERY」の運営⺟体「あいおいニッセイ同和損保」の若⼿作家への活動⽀援の一環として行われる。

　澤井は1988年神奈川県生まれ。武蔵野美術⼤学⼤学院で⽇本画を学び、2020年には「第23回岡本太郎現代芸術賞」特別賞を受賞。このほか、多数のコンペティションでも受賞を果たし、その独特な絵の世界観は多くの鑑賞者の記憶に強い印象を残している。

「⾵景」や「⼈物」を描き、新たな時間の層を重ねるように増殖を続ける澤井の作品群。「ただの絵画がやりたい。」と言う作家は、絵画を描くことで、この混沌とした不安な⽇常⽣活のなかに存在証明を刻印し続けているようにも見える。

　本展では、100号の新作2点を含む11点を中心に、 澤井が 「風景」や「人物」などを題材に描いた絵画、約160点が展示される。