Out of Instruments

　山本現代の取扱作家である4名のグループ展が開催される。

　参加するのは、美術家、映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家として活動し、2010年よりライヴストリーミングチャンネルであるメディア「DOMMUNE」を運営する宇川直宏、作動音を発する家電を組み合わせた彫刻シリーズ、家具や自動車を用いた大型作品など、大量生産・消費される既製品を素材に音や光、動作を伴う作品を構築する宇治野宗輝。

　そして、日本の伝統的な世界観とポップ・アートを思わせる表現を掛け合わせた絵画や、身体的なアクションを伴い描く「ボクシング・ペインティング」などを行う篠原有司男、写真やCGなどを用いたインスタレーションや映像作品を通してメディアとイメージの関係を取り扱う1990年生まれの永田康祐の4名。