ピーター・シア「Empty Boat」

　アメリカで活動するアーティスト、ピーター・シアの日本初個展「Empty Boat」がKOKI ARTSで開催されている。

　シアは1980年生まれ。現在はインディアナ州で制作を行う。作品はこれまで、『The New York Times』『New York Magazine』『The Observer』ほか、数多くのメディアで取り上げられている。

　独学で絵画を学んだシアは、色、構図、動きを実験しながら、見る人が感情的につながるイメージをつくり出す。またシアは制作を日常ルーティンの一部としてとらえており、「私の生活は、スタジオにいない時のほうが強烈だ。作品を記録装置として見ているから、それに影響が出ないわけではない。しかし作品自体で何かを表現するつもりではなく、つながることのほうを大事にしている」と語る。

　本展では、2020年に制作した新作ペインティング10点を展示している。