冬木遼太郎・森本絵利「逸脱するフォーム」

　アーティスト、冬木遼太郎と森本絵利による2人展「逸脱するフォーム」が大阪のサイギャラリーで開催される。

　冬木は1984年富山県生まれ。2008年に京都造形芸術大学情報デザイン学科先端アートコースを卒業後、10年に京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了。時空間や行為の関係性をテーマとした作品を通して、身体性や他者とのかかわりを思索している。

　森本は1978年大阪府生まれ。2001年に京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻を卒業し、03年に同大学大学院美術研究科絵画専攻油画を修了する。これまで、微細に断裁した紙を透明のビンに入れた作品や、その紙を細かくしていく過程を撮影した映像作品を制作。また無数の点で描いていくドローイングなどを手がけ、規則性のあるものから不規則に見える美しさを見出そうとしている。

　本展では、冬木と森本がそれぞれに手がけた、立体作品やドローイングの新作・近作を展示する。