佐藤拓真

　佐藤拓真は、1989年宮城県生まれ。大学で建築を学び、修士課程で美術研究を行った佐藤は、ものと行為の関係を介しながら、「作品」と「場所」の概念的な置き換え、交換、横滑りを主題に制作を行っている。

　初の個展となる「WYSASSS」では、近代建築の解釈をモデル化した《WYSASSS》と、建築家ル・コルビュジェ設計の「サヴォワ邸」に関する記述で構成された《WYSCSC》を展示。スケールとノンスケールの間を行き来する横滑りされた「建築」を通じ、作品と場所の関係を拡張することを試みる。

　なお展示に際し、同タイトルの作品集『WYSASSS』を出版する。（ギャラリー1Fの書店を中心に、都内書店で販売予定）