Shohei Takasaki「sun, snake, nipples」curated by Eri Takane

　東京在住のアーティスト・Shohei Takasakiの個展がOIL by 美術手帖で開催される。

　Takasakiは1979年埼玉県生まれ。2009年に初個展「split head」（PRISM、東京）を開催。13年からポートランドを拠点に移し、14年にクウェートで日本人で初めて個展を開くなど、国内外で活躍。19年に帰国し、現在は東京を拠点に活動を行う。

　Takasakiの絵画は、個人的なエピソードとモダニズムに代表される歴史的アーティストのイメージの混交によって生み出される物語的主題と、躍動的な色彩と力強くもしなやかなタッチによる絵画面が魅力。本展では、日本帰国後に自身の周囲や社会的状況から得たインスピレーションをもとにした作品を発表する。

　作家の原点回帰でもあり新たな挑戦ともなる本展を、Takasakiは「2020年において、物事を多角的に見ること」についての鑑賞者へのプレゼンテーションでもあると語っている。本展のキュレーションは、Takasakiとアメリカ時代から親交の深いキュレーター・Eri Takaneが担当。