東京ーチェンマイー東京

　GALLERY SIDE 2は、タイで活動する世代の近いアーティスト3名を迎えた展覧会「東京ーチェンマイー東京」を開催する。

　参加アーティストは、ウドムサック・クリサナミス（1966年生まれ）、タイビッチ・プンカセソンブン（1959年生まれ）、リクリット・ティラヴァニ（1966年生まれ）の3人。それぞれチェンマイを拠点に制作を行い、欧米を行き来しながら様々な美術を体感し、タイから現代美術の新たな魅力を発信している。

　東京で初の作品展示となるプンカセソンブンの廃物を利用した立体と平面作品は、生活とアート、豊かさと厳しさ、リサイクルと創造、公と私といった観念を対立ではなく、緩やかにつなぎ合ったものとして生成されたもの。この精神は、クリサナミスとティラヴァニの作品の根底にもあり、人が感じ、認識する時間と空間の複雑さを作品化している。