EXHIBITIONS
野田正明展
螺旋の交合 “Spiral Interaction” / 瞬間の移動 “Shift of Moment”
ニューヨーク在住の美術家・野田正明の個展が、ヒロ画廊(東京・銀座)およびヒロ画廊伊豆大川(静岡)の2会場で開催される。
野田は1949年広島県生まれ。77年に渡米し、ニューヨーク・アート・スチューデンツ・リーグで学んだ。卒業後はニューヨークを中心に世界各地で個展を開催し、主に鏡面ステンレスを素材としたパブリックワークを制作してきた。
その作品は、ギリシャのアポロ神殿隣に位置するデルフィー・ヨーロッパ文化センター(2005)、アテネのアメリカン大学(2009)、松江市宍道湖畔岸公園(2010)に恒久設置され、日本では福山駅前広場で福山市のシンボルともなっているモニュメントを見ることができる。
野田の彫刻作品は、磨き上げたステンレス鋼を薄くねじったような造形が特徴。作品と鑑賞者、あるいは設置される空間との境界線を消し去る、彫刻外の空間に拡張していくかのような軽やかな表現がなされている。また、平面作品では彫刻の原型とも言える幾何学的形態、「力学的エネルギーの渦巻く束」とも評されるモチーフが力強く描かれている。
銀座会場の「螺旋の交合 “Spiral Interaction”」では、比較的近年に制作された色鮮やかな構成的水彩画、アクリルペインティング、彫刻作品を紹介。いっぽう伊豆会場の「瞬間の移動 “Shift of Moment”」は、主に1980年代に制作されたドローイングの大型作品と彫刻作品を中心に展示し、2つの展覧会で野田のキャリアの主要モチーフと近年の表現を通観する。
野田は1949年広島県生まれ。77年に渡米し、ニューヨーク・アート・スチューデンツ・リーグで学んだ。卒業後はニューヨークを中心に世界各地で個展を開催し、主に鏡面ステンレスを素材としたパブリックワークを制作してきた。
その作品は、ギリシャのアポロ神殿隣に位置するデルフィー・ヨーロッパ文化センター(2005)、アテネのアメリカン大学(2009)、松江市宍道湖畔岸公園(2010)に恒久設置され、日本では福山駅前広場で福山市のシンボルともなっているモニュメントを見ることができる。
野田の彫刻作品は、磨き上げたステンレス鋼を薄くねじったような造形が特徴。作品と鑑賞者、あるいは設置される空間との境界線を消し去る、彫刻外の空間に拡張していくかのような軽やかな表現がなされている。また、平面作品では彫刻の原型とも言える幾何学的形態、「力学的エネルギーの渦巻く束」とも評されるモチーフが力強く描かれている。
銀座会場の「螺旋の交合 “Spiral Interaction”」では、比較的近年に制作された色鮮やかな構成的水彩画、アクリルペインティング、彫刻作品を紹介。いっぽう伊豆会場の「瞬間の移動 “Shift of Moment”」は、主に1980年代に制作されたドローイングの大型作品と彫刻作品を中心に展示し、2つの展覧会で野田のキャリアの主要モチーフと近年の表現を通観する。