アート瀬戸内動物園 開園！　久山淑夫　立体・平面展

　チェーンソーなどを用い、ユニークな形態の動物作品を手がける木彫家・久山淑夫。久山は1938年大阪府に生まれ、58年岡山県立岡山工業高等学校美術工芸科を卒業。建築会社を営む傍ら、40歳から洋画制作をはじめ、次第に動物をモチーフとした彫刻制作へと表現の幅を広げていった。

　近年の個展に「久山淑夫 作品展」（旧勝央町郷土美術館・下山本陣、2018）、展覧会に「岡山現代彫刻の断片vol.3」（奈義町現代美術館、2019）など。受賞歴に、第25回国民文化祭・おかやま2010美術展文部科学大臣賞（2010）、第63回岡山県美術展覧会岡山県知事賞（彫刻）（2012）、第66回岡山県美術展覧会山陽新聞社大賞（彫刻）（2015）などがある。

　夏休み企画として開催する本展では、ダチョウやヒツジ、カバなど様々な動物をかたどった彫刻、ドローイング作品をあわせて約160点が展示される。