東海林広太 写真展「過去に写した時間 
誰も知らなかった写真について
」

　商業写真にとらわれず、手触りのある被写体の解像度を探求してきた写真家の東海林広太。ライフワークとしてつねにシャッターを切り続け、美しい瞬間をとらえた一部の写真は、誰の目に触れることなく、地層のように静かに積み重ねられてきた。約2年ぶりとなる個展では、そんな過去の写真たちとともに新作を展示する。

「過去の話をした　それは未来についての話だった　過去に写した写真　見たかったこと　写せたこと、こぼれ落ちたこと。そこには、過去に写した時間が写っている誰も知らない写真があった　未来に何を写すのか僕自身にもわからない（東海林広太）」