横山信人展

　宮城県石巻市出身の横山信人は、日常生活の中で感じた事柄や、未来で起こるであろうと予測されるできごと、若者ならではの揺らぐ気持ちといった自身の経験を背景に、ベニヤ板を使った立体・彫刻や絵画などを手がける。

　作家は「日常生活で、便利さと引き換えに抵抗できない未来への恐怖や不安感は、過去から学び、未来を想うことで今を生きる人間として感じている”今”を伝えて行くことが重要だと思う」と語り、今の人間が将来に対して何かを伝えようとする姿勢で作品を制作する。

　本展では、日常からの視点、日々の生活、過ぎ去っていく日常など、今という現実の世界に対する横山独自の視点、世界観を見ることができる。