EXHIBITIONS

OPEN SITE 2018-2019

2018.11.24 - 12.24, 2019.01.12 - 02.11

玉木晶子 ブレイクタイム No.3 2016

現像(キオ・グリフィス+細淵太麻紀)

MUTEK.JP 参考画像

本間メイ About a missing woman from Java found in the Buru Island(ブル島で見つかった、ジャワ島出身の行方不明の女性について) 2018

神里雄大(岡崎藝術座) 「Jejak tabi Exchange 2018 at Yogyakarta」より

根本しゅん平 It captures me, It moves me and It's gone Photo by Gunter Krammer

宮田篤 ことばの壁:微分帖 2015 元トウネ精米店 撮影=長谷川朋也

コンタクトゴンゾ

Theatre Musical Tokyo(TMT)

 鑑賞者と表現者の双方にとってオープンでクリエイティブな場を目指し、すべての表現に門戸を開いたトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)の企画公募プログラム「OPEN SITE」。2018年3〜4月にかけて実施された公募では国内外から285の企画が集まった。本展では、この中から書類審査と面接審査を経て選出された、展示部門4企画、パフォーマンス部門3企画、そして新設の「OPEN SITE dot」からの2企画を、2期にわたって紹介する。

 展示部門では、玉木晶子、現像(キオ・グリフィス+細淵太麻紀)、MUTEK.JP、本間メイによる企画を発表。パフォーマンス部門では、ペルー出身の劇作家・演出家の神里雄大(岡崎藝術座)が日系移民へのリサーチを軸に、「外にある日本」を描写したレクチャーパフォーマンスのほか、樋口鉄平(Théâtre Musical Tokyo)のプレゼン形式パフォーマンス「米田恵子(1912-1992)の作品と生涯について」、太田信吾(演劇ユニット ハイドロブラスト)による演劇作品「領土」を上演する。

 そして発表形態の枠を広げたOPEN SITE dotからは、作曲技法のフェーズ・シフティングをダンスパフォーマンスに置き換えた、根本しゅん平振り付けの作品「It captures me, Ii moves me and It’s gone」を実践を交えながら解説。また、ワークショップを通して、コミュニケーションの多様性や不完全性、重要性の共有を目指す、宮田篤の「『びぶんブックス』ことばの店:微分帖」を展開する。

 さらに、TOKAS推奨企画として、コンタクトゴンゾによる新作パフォーマンスを上演。そのほか、教育普及プログラムとして小沢裕子のワークショップ「SPEAKERS 言葉の乗り物になった私たちが、そのとき身体で目撃すること」を実施する。

 企画によっては事前予約が必要な場合もあるため、詳細は公式ウェブサイトでチェックを。(10月2日予約開始予定)