EXHIBITIONS
日高理恵子「見ること─ 作品集1979-2017より」
30年以上にわたって樹と空を見つめ、独自の絵画空間をつくり上げてきた日高理恵子。NOHARA BOOKSでの『日高理恵子作品集1979ー2017』の刊行を記念し、小山登美夫ギャラリーと森岡書店の2会場で個展が開催される。
日高は大学卒業制作の《樹》(1983)を原点に、樹や空に対する姿勢や感覚はつねに変化させ続けてきた。野外での制作では、顔と空が並行になるくらい首を曲げ、途方もない時間をかけて鉛筆でドローイングを描き、その後日本画の岩絵具を用いてモノトーンの絵画を制作。「私にとって絵を描くことは“見ること”」(『日高理恵子ー見ること』カタログ、2011)と語るように、作品制作にとって「見ること」「見れば見るほど測り知れない」という感覚は何より大切にしている。
本展では、作品集に収録される約100点より作家自らが絵画、ドローイング、版画作品を選び、それぞれの空間に再構成。小山登美夫ギャラリーでは1980年代前半の初期作品、2017年の「空と距離」シリーズ最新作などを、森岡書店では版画シリーズ「樹の空間から」と『日高理恵子作品集1979ー2017』を展示する。
なお会期中には小山登美夫ギャラリーにて小林康夫(哲学者、青山学院大学特任教授)、森岡書店にて須山実(エクリ主催・編集者)とのトークイベントも行われる。
日高は大学卒業制作の《樹》(1983)を原点に、樹や空に対する姿勢や感覚はつねに変化させ続けてきた。野外での制作では、顔と空が並行になるくらい首を曲げ、途方もない時間をかけて鉛筆でドローイングを描き、その後日本画の岩絵具を用いてモノトーンの絵画を制作。「私にとって絵を描くことは“見ること”」(『日高理恵子ー見ること』カタログ、2011)と語るように、作品制作にとって「見ること」「見れば見るほど測り知れない」という感覚は何より大切にしている。
本展では、作品集に収録される約100点より作家自らが絵画、ドローイング、版画作品を選び、それぞれの空間に再構成。小山登美夫ギャラリーでは1980年代前半の初期作品、2017年の「空と距離」シリーズ最新作などを、森岡書店では版画シリーズ「樹の空間から」と『日高理恵子作品集1979ー2017』を展示する。
なお会期中には小山登美夫ギャラリーにて小林康夫(哲学者、青山学院大学特任教授)、森岡書店にて須山実(エクリ主催・編集者)とのトークイベントも行われる。