EXHIBITIONS

野焼譚

松山賢 参考画像

高山大 参考画像 撮影=河内彩

松山賢 参考画像

薬王寺太一 参考画像

薬王寺太一 参考画像

 窯を使わずに野外で薪や藁、もみ殻などで土の造形物を焼く「野焼き」。縄文時代では土器や土偶がつくられ、火炎、煤(すす)によって野焼特有の色やかたちが現れる。

 本展では、茶碗、土器、土偶、彫刻などそれぞれ出自の異なる作品を展示。出品作家は、近藤髙弘に師事し、タンザニアでの土器制作研究の経験を持つ陶芸家の高山大(だい)、土器や人形のほか、油彩画も手がける松山賢。そして山梨・佐賀の窯元での修行を経てイタリア・リトアニアなどで活動後、メソアメリカの土器や土偶の影響からプリミティブな表現に傾倒する土創作家、薬王寺(やくおうじ)太一の3名。