マリメッコ・スピリッツ

　1951年、戦後復興最中のフィンランドで創設されたマリメッコは、初期から今日まで優秀なデザイナーを招き、自由な創作の場を提供することで革新的なテキスタイル・デザインを生み出してきた。

　本展では、マリメッコの現在を支える3人のデザイナー、パーヴォ・ハロネン、マイヤ・ロウエカリ、アイノ=マイヤ・メッツォラが「JAPAN」をテーマに創作した新作パターンを披露する。

　日本に1度も来日したことのないデザイナーたちのインスピレーションがどのように生地として完成するのか、アイデアラフなどを交えて創作活動を紹介するとともに、3人の代表作からマリメッコに受け継がれるデザイン思想とスピリットを読み解く。

　会場内には、マリメッコデザイン監修による茶室「真理庵」が建てられ、日本とフィンランドの出会いを演出する。