EXHIBITIONS

長島伊織「Traces That Seek to Remain」

2026.11.06 - 11.25

長島伊織《Still Life in Artist Studio》(2026)Oil on Canvas 910×727mm

 東京・銀座の銀座 蔦屋書店で、長島伊織による個展「Traces That Seek to Remain」が開催される。会期は11月6日〜25日。

 長島は1997年大阪府生まれ。2020年武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻卒業。身近な風景や人物、日常の事物を出発点に絵画表現を追求している。光や色を追うなかで生じるズレを絵具の重なりとして捉え、画面に留める独自の手法を展開している。

 本展では、「痕跡」をテーマとした新作を中心に発表。長島は26年の海外展示や滞在制作を通じて、自身が見る対象と描く行為の関係性について思索を深めた。着想源となったのは香港の街中で目にした壁面であり、幾重にも塗り重ねられた層や露出した過去の色に絵画的なリアリティを見出したという。これまで課題としていた描き直しによるズレを、人の手が加わった痕跡として捉え直し、その重なりを新たなイメージとして形成している。本展では、描き直しの過程で残るものと変化するものを描いた作品を展開する。