EXHIBITIONS
石川直樹 この星の光の地図を写す
世界をフィールドに活躍する写真家、石川直樹は14歳のときに生家のある東京からひとり電車を乗り継ぎ、単身で高知県を訪れた。この旅が冒険の原点となり、17歳でインドに一人旅、22歳で北極点から南極点までを人力で踏破、23歳では七大陸最高峰の登頂に成功。その後も国内・世界各地を旅し、人類学や民俗学などの観点を取り入れた独自のスタイルで写真を撮り続けている。
本展では、北極や南極、世界第2位の高峰「K2」といった極地の風景を写した各シリーズや太古の壁画を訪ね歩いて撮影した「NEW DIMENSION」、人類の移動の航跡をたどって南太平洋の島々を旅した「CORONA」など、初期から現在に至るまでの活動の軌跡を、石川による文章や実際の旅で用いた道具類を交えて総合的に紹介する。
国境という人工的な区分にとらわれず、自らの足で訪ね、自らの目で見たという確かな実感に裏打ちされた石川の写真は、個人の冒険の記録というだけでなく、世界各地の文化が有機的につながっている様をも写しとったもの。石川がいまなお縦横に続ける旅は、文化人類学的なフィールドワークであると同時に、自身の身体そのもので世界の広がりを探究する果てしない試みでもある。本展は、石川のまなざしを反映した写真の数々を通して、新たな視点から「この星」を見つめるきっかけとなるだろう。(会期中、一部展示の撮影が可能)
本展では、北極や南極、世界第2位の高峰「K2」といった極地の風景を写した各シリーズや太古の壁画を訪ね歩いて撮影した「NEW DIMENSION」、人類の移動の航跡をたどって南太平洋の島々を旅した「CORONA」など、初期から現在に至るまでの活動の軌跡を、石川による文章や実際の旅で用いた道具類を交えて総合的に紹介する。
国境という人工的な区分にとらわれず、自らの足で訪ね、自らの目で見たという確かな実感に裏打ちされた石川の写真は、個人の冒険の記録というだけでなく、世界各地の文化が有機的につながっている様をも写しとったもの。石川がいまなお縦横に続ける旅は、文化人類学的なフィールドワークであると同時に、自身の身体そのもので世界の広がりを探究する果てしない試みでもある。本展は、石川のまなざしを反映した写真の数々を通して、新たな視点から「この星」を見つめるきっかけとなるだろう。(会期中、一部展示の撮影が可能)