乙うたろう展［つぼみ］

　築約100年の長屋をリノベーションしたギャラリースペース「haco」にて、キャラクターの存在や信仰を再検証するアーティスト、乙うたろうの個展が開催される。
　
　乙うたろう（前光太郎）は1994年生まれ、2016年京都精華大学デザイン学科卒業。これまでの展覧会に「キャラクラッシュ！」（カオス*ラウンジ、2014）、「乙うたろう・名もなき実昌『jpegと幽霊』」（2016）、「大寺俊紀＋乙うたろう『やわらかな脊椎』」（2017）。

　本展では、壺のかたちの立体に現代のジャパンポップカルチャーのシンボリックなビジュアルとしてのアニメキャラを描くことで、平面と立体、時間を超えた普遍のオブジェと現在進行系のビジュアルの組み合わせを表現。長い時間が経過した古民家ギャラリーに展示することで、その環境との共存を見るとともに、ものづくりの街・東東京エリアの企業とのコラボレーションにより、新しい感性と新素材、産業技術が合わさったオリジナル作品も並ぶ。