SAPIENCE IN TOKYO IN 2018

　1985年生まれのアーティストMA（エム・エイ）。2012年2月24日、自身の誕生日に初個展「“BORN IN JAPAN”[F*** you, I wonʼt do what you tell me ]」を活動の声明とし開催して以来、国内外で発表を行ってきた。近年は一貫して「東京」「資本主義」「人間」をテーマとする作品を手がけ、ジャンルや様式にとらわれることなく、表現の幅を拡張しながら深度を下げている。

　本展では、美容整形被施術者の女性をモチーフに、「解体」と「建築」によって絶え間なく変容し続ける東京の街を重ねた最新作「The Reconstruction of Identity（アイデンティティの再構築）」（2017-18）を軸に展示。また、バブル景気崩壊の末に生まれた廃墟がテーマの「UNCLEAR COLLAPSE（緩やかな崩壊）」（2016）や、消費とメディア広告、無機質な都市と人を描いた「SPECIAL CAPTAL（特別な首都）」（2013-15）も並ぶ。