現在 2018 spring

　舞台や映画の一場面、他者を撮影したスナップ写真など既存のイメージがモチーフの絵画作品を手がける柴田七美と、ギャラリー取扱作家によるグループ展を開催する。

　柴田は1985年熊本県生まれ、2008年尾道大学芸術文化学部美術学科を卒業。絵具の質感やキャンバスの存在感、自身の手癖などによる絵画の物質的側面に着目している。これまで「シェル美術賞 アーティスト・セレクション2017」（2017、国立新美術館） 、「今日を過ごす方法」 展（高松市塩江美術館、2014）、「WONDER SEED 2013」（ワンダーサイト本郷、2013）などの展覧会に出展、13年には「シェル美術賞2013」に入選した。　

　新作や未発表作品で構成される本展は、作家たちの未知なるいまを表出させるための記録となる。