ピーター・アービットサン

　アメリカの現代美術家、ピーター・アービットサンの日本初個展が開催される。

　アービットサンは数年前より、色彩のニュアンスと微細さを深究する「カラー・フィールド」シリーズを制作。さらに近年の油彩作品は、色彩と揺らめきの調和に焦点を当てている。　

　本展では、「カラー・フィールド」シリーズの最新作を発表。すべてが日本での初個展に向けて制作された作品となる。

「『Contemplations』は、東京のヒロマート・ギャラリーでの展示に向け制作した新作のアブストラクト・シリーズ『カラー・フィールド』ペインティングであります。これらの作品では、色彩の調和を熟考しています。いくつかのペインティングでは地平線や風景を描き出している一方、他のペインティングは音楽や生活リズムにつながっています。これらの作品の制作は私にとって、色彩調和のニュアンスへの没頭と繰り替えしのマーク・メーキングの瞑想的な作業です。これらのペインティングの鑑賞者もまた、安堵と安らぎ感をゆっくりと時間を惜しまずに体験していただけることを願っています」（ピーター・アービットサン）