EXHIBITIONS
ArtMeets04
田幡浩一/三宅砂織
様々な人々が美術に出会い、美術を通じて創造的な日常を発見し、多様な考え方や感性に触れることを目的とした、中堅アーティストを紹介する企画展「Art Meets」。第4回となる今回は1979年生まれの田幡浩一と、1975年生まれの三宅砂織を紹介する。
現在はベルリンを拠点とする田幡は、動的な要素を描くプロセスに持ち込んだ平面作品や、素材や画材の制約を用いて作られる映像作品など、映像的要素と絵画的要素を併せ持ち、物事の認識や時間の問題を含む作品を制作してきた。代表作は、ハチの図像を同じ構図で描き続け、ペンのインクが物理的に無くなるまで描いたものをアニメーションとして収めた映像作品《bee》、てんとう虫やトランプなど見慣れたモチーフを写し取り、形が分解・拡散されていく様子を描いたシリーズ「track and trace」などがある。
三宅は、カメラを使わずに印画紙の上に対象物を乗せ感光させる写真技法(フォトグラム)を用いて、三宅自身や友人が撮影した写真、蚤の市で手に入れた写真を元にして、モノクロ反転したネガの絵を描き、コンタクトプリントすることで作品を制作。2010年には平面作品を制作する新進気鋭の作家に贈られる「VOCA賞」、11年には「咲くやこの花賞」美術部門、13 年には「JEUNE CREATION」奨励賞、16年には「京都府文化賞」奨励賞などを受賞している。
現在はベルリンを拠点とする田幡は、動的な要素を描くプロセスに持ち込んだ平面作品や、素材や画材の制約を用いて作られる映像作品など、映像的要素と絵画的要素を併せ持ち、物事の認識や時間の問題を含む作品を制作してきた。代表作は、ハチの図像を同じ構図で描き続け、ペンのインクが物理的に無くなるまで描いたものをアニメーションとして収めた映像作品《bee》、てんとう虫やトランプなど見慣れたモチーフを写し取り、形が分解・拡散されていく様子を描いたシリーズ「track and trace」などがある。
三宅は、カメラを使わずに印画紙の上に対象物を乗せ感光させる写真技法(フォトグラム)を用いて、三宅自身や友人が撮影した写真、蚤の市で手に入れた写真を元にして、モノクロ反転したネガの絵を描き、コンタクトプリントすることで作品を制作。2010年には平面作品を制作する新進気鋭の作家に贈られる「VOCA賞」、11年には「咲くやこの花賞」美術部門、13 年には「JEUNE CREATION」奨励賞、16年には「京都府文化賞」奨励賞などを受賞している。