居森幸子展

　日本画表現から作品制作の道に入った画家、居森幸子。

　居森は自らの絵本や詩画集を制作しながら、日本画の材料である和紙や顔料などを独自に生かした作品を制作するなど幅広い作風を持ち合わせた表現を特徴としている。

　近年では和紙の持つ素材としての特性を巧みに生かした作品を精力的に多数制作。和紙の本来の美しさを抽出して手がけた作品群は、いずれも深い精神世界を感じさせてくれる美しさに満ちている。

　本展では、常に新しい表現を模索する居森の意欲的な作品世界を紹介する。