加藤泉

　1990年代後半にアートシーンに登場して以来、生命の源泉を探る絵画や彫刻によって原始的ともいえる人物像を描いてきた加藤泉。香港での個展を来年に控え、フランス・パリのリトグラフ工房Idem Parisで制作した作品を2週間限定で展示、販売する。

　加藤の作品は、出芽するかのような生命体の匿名のシルエット、奇妙な表情をした男女両性的ともいえる生き物、誇張された人間の姿といった要素で形成される。

　本展では、かつてピカソやシャガールと制作を行なっていた技術の高い職人たちと協働して制作された重要な特徴をもつ10枚のリトグラフ作品を展示。各作品3点ずつ合計30点のみの限定販売となる。