小野耕石展

　作品の中に影を取り込んだ平面や積層する色柱を骨に付着させた立体など、版画表現を通して平面と立体を自由な発想で往復する小野耕石。

　版画の概念を覆す平面作品を次々に手がけ、これまでVOCA賞（VOCA展2015）、「第16回岡山芸術文化賞」グランプリ、「PAT in Kyoto 第2回京都版画トリエンナーレ2016」大賞などを受賞、旺盛な活躍を繰り広げてきた。

　本展では、小野の原点である平面作品と派生した立体作品に加え、スクリーンプリントに蜘蛛の巣を切り取って制作した新たな実験的作品が並ぶ。