GORILLA PARK×渡邊涼太 二人展「SO」

　HIRO OKAMOTOで、GORILLA PARKと渡邊涼太の二人展「SO」が開催される。

　彫刻の手法を取り入れ、地球上にある特定のイメージを現実の物質として再構築してきたGORILLA PARKと、カッターや自作の道具を使用して、絵具を壊し、盛ることを反復して絵画を制作してきた渡邊涼太。GALLERY ROOM・A（東京）におけるグループ展「1998」などでも競演した両者は、じつは同じ高校の出身で旧知の仲だという。

　本展は、両者が東京藝術大学大学院で再び場所と時間を共有し、同院を修了するタイミングで実現に至ったもの。展示タイトルの「SO」には、決定する瞬間の少し前や、改めて始まる前に用いられる接続詞の「so」と、時間の堆積のなかで互いに形成してきた「層」の二重の意味が込められている。

　会場では、同じ刻（とき）を過ごしてきた2人が、「いま・ここ」で刻んだ表現のコラボレーションを堪能できることだろう。