加藤康司 自主回顧展：もう一度思い出す

　AI KOKO GALLERYで、「加藤康司 自主回顧展：もう一度思い出す」が開催されている。

　加藤康司は1994年生まれ。2021年に東京藝術大学大学院グローバルアートプラクティス(GAP)専攻を修了。現在は、行き止まりスタジオ主宰、PARADISE AIRコーディネーターとして活動している。

　その制作においては、映像、立体、絵画など多様なメディアを用いて、協働性や政治性に焦点を当てた作品を展開。近年ではコラボレーションの手法を多く取り入れ、歴史化された権力構造からの逸脱、再解釈を試みてきた。

「自主回顧展」と題する本展は、アーティスト自身がこれまで作品を通じてリサーチしてきた「米軍基地」「インドネシアと出島」「父親」「広島の慰霊碑」「モンタヌスの『日本誌』」など、異なる様々なテーマを再度取り上げ、その関係性を紐解き直す自主企画の個展。

　なお、来場者特典（NFT）として、昨年2月にAI KOKO GALLERYで初公開された「空想紀行」を社会学者・毛利嘉孝が書きおろしたレビューのオリジナルデザインデータが無料配布されるという。