富田久留里 個展「阿・吽（A・Un）」

　3月21日、長野県千曲市土口にアートギャラリー「art cocoonみらい（アートコクーンみらい）」がオープンする。これを記念して、「旅する風景画家」として活動する作家・富田久留里の個展が開催される。

　富田久留里は1996年生まれ。千葉大学教育学部中学校教員養成課程美術科卒業。中学校美術教師を経て、2022年画家として独立。これまでの主な展覧会に、 個展「晩夏の詩（うた)」(ひのつみギャラリー 2021年)、個展「存在の森」ひのつみギャラリー、2022年)、グループ展「現代アーティストによる集大と創造性」(アートギャラリー北野、2022年) などがある。

　本展では、富田が千曲市姨捨や長野市松代町皆神山を訪れ、皆神神社の御神木からインスピレーションを受けて、art cocoonみらいで滞在制作した大作「阿・吽」を展示。会場にはそのほか、千曲市で出逢った風景、月や星、草花などを描いた小作品やドローイングが並ぶという。
　
　富田が作品のインスピレーションを受け大作に取り組んだ現地で、作家が感じた世界を堪能できるひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。