石井海音 個展「見たことのない天使を映す」

　TAKU SOMETANI GALLERYでは、石井海音（いしい・あまね）による個展「見たことのない天使を映す」が開催される。本展協力はイムラアートギャラリー。

　石井は1994年生まれ、大阪府出身。2018年に京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻を卒業後、20年に同大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻を修了した。近年の個展に「warp」（biscuit gallery、東京、2022）、「視線のたより」（イムラアートギャラリー、京都、2021）、「room」（芝田町画廊、大阪、2020）がある。

「まなざし」を大切にしながら、別の世界へ広がる可能性を秘めたモチーフとともに絵画を描く石井。本展について、以下のステイトメントを出している。

「部屋の中で髪を編む少女が、窓ガラスに外の風景と重なり映っている。その風景を角度を変えて3枚描くことで、絵の窓ガラスに映る少女たちが展示会場の真ん中に、私たち鑑賞者に重なるように存在する感覚を試みました」。