澤井昌平展

　MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERYは、画家・澤井昌平の個展「澤井昌平展」を開催する。

　澤井は1988年生まれ、神奈川県出身。12年武蔵野美術大学日本画学科卒業、14年同大学大学院日本画コース修了。現在は油絵具を用い、日常の風景や人々を鮮やかな色彩と疾い筆致で描き記し、TwitterやInstagramなどSNSで日々発表している。絵筆で日常を描き続ける行為は、澤井にとって世界への存在表明であり、作品にはその時々の感情や私的な時間もビビッドに刻まれている。

　本展では光、動き、色彩、温度、様々な瞬間瞬間を描き留めた荒削りで新鮮な絵画を約200点並べ、絵画の可能性を追求する機会とする。作家は次のステイトメントを出している。

「描くモチーフはなんでもいいと思っている。一枚描いて次へ行く。その繰り返し。自分の絵の性質は、自分でこれだと決めつけるものではなく、集積から滲み出てくるものであって欲しい（澤井昌平）」。