木・海・人間

　SOMSOC Galleryでは、中国出身のJumbo Tsuiをキュレーターに迎えたグループ展「木・海・人間 The trees, the sea, the families」を開催している。会期は8月14日まで。

　本展は「Web3.0時代の新しい秩序のもとで、実存主義のあり方を共に再探究する」をテーマに企画され、ギャラリー空間がデータで形成されたデジタル「海」へと化する。

　出展アーティスト・作品名は、ASK问 & MARCELO O'BRIEN PERRET、罗霄（CONTRA）、静电场朔（DIAN）、近藤花（HANA KONDO）、仮物脳（KAMONO）、符明智（MARK FU）、念子轩（NIAN ZIXUAN）、ORANGE & JAMES AMOMENT、佐藤理（OSAMU SATO）、卫书垚（SHUYAO WEI）。

　本展のキュレーションを手がけるJumbo Tsuiは、名門・中国伝媒大学にて中国国内最高の放送教育を受けた。ビジュアル・ディレクターとしてのキャリアをスタートしたものの、クリエイティブ・アウトプットとしての写真術に魅了され、ファッション・フォトグラファーとしてパリに拠点を移し、活動を開始。Fashion Asia Awardsにて「TOP Fashion Photographer」としてのノミネートを受けるなど、瞬く間にトップへと登りつめた。

「世界を飛び回るカメラマン」へと華麗な転身を遂げたTsuiは、クラシック音楽をはじめ、ビジュアル・アーツ、心理学、その他のアートに関する自身の幅広い知識を活かし、これらの要素をふんだんに取り入れて制作を行っている。その作品はじつにドラマチックであり、魅力的なファッション表現を得意としている。