廣瀬祥子「Life in a "PARALLEL" world」

　tagboatでは、現代アーティスト・廣瀬祥子による個展「Life in a "PARALLEL" world」を開催する。

　廣瀬は2018年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。主な受賞歴に「トーキョーワンダーウォール2014」入選、「Independent TOKYO2018」審査員特別賞。また「ひろせ」名義で、イラストレーターとしても活動している。

　廣瀬の作品はデジタルで作成したデータを印刷し、その上に描画材を用いて手を加えていることが特徴のひとつ。デジタルとアナログのレイヤー構造で現代における絵画表現を探求し、現代を生きる少女たちの日々起こる出来事への迷いや後悔、喜びを表現している。その出来事が起きた世界、起きなかった世界、現実とはやや異なる「他の世界」を描いている。

　tagboatでの初個展となる本展では、新作を展示・販売。少女たちの感情をどのような世界、そしてどんな色で表現しているのか、廣瀬がつくり出すパラレルワールドに注目が集まる。