特別展「ひみつの花園－Our secret flower garden－」

　東大阪市民美術センターは特別展「ひみつの花園」を開催。5人のアーティストが手がけた現代美術の「花園」が出現する。

　英国人作家フランシス・ホジソン・バーネットが1910年に執筆した『秘密の花園』。孤独な少女が荒廃した庭の再生を通して、人生の喜びを取り戻していく姿が描かれているが、ガーデニングが盛んな英国では、庭仕事や植物との関わりが私たちの心身の健康につながると考えられてきた。

　本展は、高校ラグビーの聖地であり通称「花園」と呼ばれる、東大阪市花園ラグビー場の地名の由来に着目。様々な伝承があるなか、この地がかつて「花園」だったかもしれないという伝承に立ち返り、アーティスト5人による現代美術作品により、いにしえの花園をよみがえらせる。

　参加アーティストは、今村文、大塚泰子、奥田美樹、山田純嗣、渡辺英司。