EXHIBITIONS
In search of others
平子雄一|伊佐治雄悟|王冠蓁|熊野海|高橋直宏|陳雲|寺本明志
KOTARO NUKAGAで、平⼦雄⼀の初キュレーション展「In search of others」が開催。国内外から平⼦を含む7名のアーティスト、伊佐治雄悟、王冠蓁、熊野海、⾼橋直宏、陳雲、寺本明志が参加している。
本展は「他者」として存在するヒトをテーマに、各アーティストが、作品それ⾃体や作品のなかに様々な「他者」をつくり出す。
存在するすべてのものが彫刻に⾒えてきたという伊佐治雄悟は、主に可塑性のあるプラスティック製品を素材として、⼈間の顔のようなモデルや丸く膨張させたボトルなどのファウンド・オブジェを制作。王冠蓁(Wang Guan-Jhen)はペインティングと陶器の2つのジャンルを横断し、無邪気さと奇妙性を兼ね備えた⼈物像や、切り取った⾝体をかたちにした陶器を制作することで、感情があふれた⼈間と「⾮個性」な器物のあいだの境界にアプローチする。
熊野海は、鮮やかな⾊彩を⽤い、煙があふれた現代社会の闇のなかに、カオスとともに暮らしている⼈間社会をペインティングに描写。⾼橋直宏が主に制作している⼈体の⽊彫は、⾝体が断⽚的につながれ、あるいは⽷繰り⼈形のようであり、物理的な制約の下に⼈間をどう考察していくかを問いかける。
記憶の具現化を表現のテーマとする陳雲(Chen Yun)は、複数のパネルを組み合わせることによるモンタージュ的な⼿法を⽤い、抽象と具象を同時に提⽰。⽇常的に⽬にするモダンスタイルの⼈物を、リリカルな映画のようなシーンに登場させる。そして寺本明志の絵画は、⽇常のモチーフを異なる空間に配置することで⾮⽇常な景⾊をつくり出し、私たち人間を含め、⽣きている環境にある様々な要素の関係性を再考することを促す。
コロナ禍において、オンラインメディアやSNSを通した「他者」とのコミュニケーションが日常になったいっぽう、手触りのあるリアリティが遠のくいま、本展キュレータの平⼦は「ぜひ、会場で他者探しをしてほしい」と述べている。
本展は「他者」として存在するヒトをテーマに、各アーティストが、作品それ⾃体や作品のなかに様々な「他者」をつくり出す。
存在するすべてのものが彫刻に⾒えてきたという伊佐治雄悟は、主に可塑性のあるプラスティック製品を素材として、⼈間の顔のようなモデルや丸く膨張させたボトルなどのファウンド・オブジェを制作。王冠蓁(Wang Guan-Jhen)はペインティングと陶器の2つのジャンルを横断し、無邪気さと奇妙性を兼ね備えた⼈物像や、切り取った⾝体をかたちにした陶器を制作することで、感情があふれた⼈間と「⾮個性」な器物のあいだの境界にアプローチする。
熊野海は、鮮やかな⾊彩を⽤い、煙があふれた現代社会の闇のなかに、カオスとともに暮らしている⼈間社会をペインティングに描写。⾼橋直宏が主に制作している⼈体の⽊彫は、⾝体が断⽚的につながれ、あるいは⽷繰り⼈形のようであり、物理的な制約の下に⼈間をどう考察していくかを問いかける。
記憶の具現化を表現のテーマとする陳雲(Chen Yun)は、複数のパネルを組み合わせることによるモンタージュ的な⼿法を⽤い、抽象と具象を同時に提⽰。⽇常的に⽬にするモダンスタイルの⼈物を、リリカルな映画のようなシーンに登場させる。そして寺本明志の絵画は、⽇常のモチーフを異なる空間に配置することで⾮⽇常な景⾊をつくり出し、私たち人間を含め、⽣きている環境にある様々な要素の関係性を再考することを促す。
コロナ禍において、オンラインメディアやSNSを通した「他者」とのコミュニケーションが日常になったいっぽう、手触りのあるリアリティが遠のくいま、本展キュレータの平⼦は「ぜひ、会場で他者探しをしてほしい」と述べている。