EXHIBITIONS

没後40年 伊藤久三郎展―幻想と詩情

2017.11.18 - 12.24
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伊藤久三郎 振子(部分) 1937 板橋区立美術館蔵

 京都府に生まれた伊藤久三郎(1906~1977)は、当時の前衛的傾向であるシュルレアリスムの画家として活躍し、戦後に京都に戻ったのち、美術団体「行動美術協会」での活動を中心に変化を恐れず新たな作風に挑戦し続けた。

 横須賀美術館は、初期の静物画や、シュルレアリスム期、戦後の抽象画、デッサン、スケッチブックなど、生涯にわたる重要な作品を多数所蔵しており、本展では、初出品となる多数のデッサンによって創造の源泉を探る。精選した所蔵作品、各地にある主要な油彩画や資料を加え、久三郎の軌跡に網羅的な検証の光を当てる22年振りの回顧展となる。