Vol.69 No.1049
2017年2月号 特集「アウトサイダー・アート」
描かずには生きられない!
境界線上の表現者たち
フランスの画家ジャン・デュビュッフェが20世紀半ば、
当時の美術へのアンチテーゼとして提唱した「アール・ブリュット」。
その英訳語であるアウトサイダー・アートの領域は、
いまやアカデミックな美術以外のあらゆる表現を含みながら膨らみ、
世界的に注目を集めている。
だが、何が「アウトサイダー」なのかと問われると、
その答えは何を中心とするか、
また時代や地域によってたちまち揺らいでくる。
そこで本特集では、これまでの枠組みを超えて、
つくりたいという強い衝動から生まれた表現へと視野を広げてみたい。
すべてのクリエーションの根源に通底する、
「生きること」と直結した、人間本来の創造欲が見えてくる。
