荒井理行

　荒井理行は1984年アメリカ生まれ、大阪府育ち。2011年愛知県立芸術大学美術研究科美術専攻油画・版画領域修了。現在は茨城県を拠点に活動。インターネット上で収集した写真をもとに、フレーム外を想像で描き足すシリーズを展開する。注射器から絵具を落として形成される多層的な画面は、孤立した知覚や不可視の他者の存在を示唆しつつ、絵画の開かれた場を探る。主な個展に「LIKE PAINTINGS」（Primo Marella Gallery、ミラノ、2025）、「Imaginary Accumulation」（三越コンテンポラリー、東京、2024）、グループ展に「VOCA展2014」（上野の森美術館、東京）、「あいちトリエンナーレ2013」（東陽倉庫、愛知）など。