ピーター・ サザーランド

　ピーター・サザーランドは1976年ミシガン州生まれ。現在はニューヨーク在住。ドキュメンタリー・フォトグラフィーのテクニックを用いて、隠れた笑いや美をテーマに写真を撮り続けているフォトグラファー、フィルム・メーカー。2001年、ニューヨークのメッセンジャー達を撮影したドキュメンタリー映像「Pedal」がサンダンス映画祭に出品され、注目を集める。03年には「"Gator"」こと、マーク・ゲイタ ー・ロウゴウスキーを中心にした、1980年代のスケートボードシーンを追ったドキュメンタリー映画『Stoked : The Rise and Fall of Gator 』で撮影監督を務めた。 以降、数多くの写真集を発売する傍ら、有名媒体のエディトリアルや、シュプリームやナイキなどをはじめとするブランドの広告撮影も手がける。リチャード・プリンスなど、自身が興味のあるアーティストなどを題材としたドキュメンタリー作品を撮り続け、ストリート寄りながらセンシティブな作品を精力的に発表している。

　主な展覧会に、VIギャラリー（コペンハーゲン）、サムデイギャラリー（メルボルン）、ATMギャラリー（ニューヨーク）、マウンテン・フォールド・ギャラ リーズ（ニューヨーク）、ギャラリー・ターゲット（東京）、セント・ルイス 現代美術館（セント・ルイス）など。