ARTISTS
一林保久道
Hokuto Ichibayashi
一林保久道は1992年生まれ。石川県出身。京都精華大学日本画専攻卒業。卒業後も日本画を制作していたが、大学で学んだ天然物を扱うことに重きを置いた日本画の媒体から分派し、蛍光色など、より一層人工的なマテリアル(アクリル絵具など)を用いて自分の色で表現することにスタイルチェンジした。そのスタイルに変更したきっかけは、モチーフとなる自然物をスケッチしに行く際、直に見た自然物より、小さい頃から慣れ親しんだテレビやコンピュータで見た綺麗な液晶で見た自然物の画像のほうに美しさを感じたことが、自然物に囲まれた時代から高度経済成長を遂げ、人工物にまみれた現世で、人工物に美的感覚を覚えた自分の、デジタル移行の現代に生まれた人々の新たなる感覚の様に思え、この画材(媒体)の変更に至った。
また、自分がメインモチーフに描くものも花鳥風月から人工的なものに移行する機会が多くなり、自分が関心するモチーフも社会的なものや歴史的なもの、世俗的な内容などが増えてきた。現在、主に描く絵画には社会的なものや歴史的なものに風刺を匂わせた作品が多く、とくに自分が幼少期に遊んだゲームのニュアンスを含ませた俯瞰的な画面や、横スクロールなど(ゲーム内の俯瞰図、歪んだ遠近感は元来古典絵画から着想を得たものなので、結果的には古典的な歴史的絵画などから関心を得たものであると考える)を織り交ぜた作品が主体となっている。
これまでの主な個展に、「melee close in」(ANAGRA、東京、2018)、「FIGHTER」(argument gallery、東京、2017)、「WEIRD AND WONDERFUL」(gallery space HALO、東京、2017)。グループ展に、「人物と風景」(The blank gallery、東京、2019)、「memento mori」(L'illustre Galerie LE MONDE、東京、2018)、「EPIC PAINTERS vol.4」(The blank gallery、東京、2018)、「ヤングマンズ」(kara-s、京都、2018)など。
また、自分がメインモチーフに描くものも花鳥風月から人工的なものに移行する機会が多くなり、自分が関心するモチーフも社会的なものや歴史的なもの、世俗的な内容などが増えてきた。現在、主に描く絵画には社会的なものや歴史的なものに風刺を匂わせた作品が多く、とくに自分が幼少期に遊んだゲームのニュアンスを含ませた俯瞰的な画面や、横スクロールなど(ゲーム内の俯瞰図、歪んだ遠近感は元来古典絵画から着想を得たものなので、結果的には古典的な歴史的絵画などから関心を得たものであると考える)を織り交ぜた作品が主体となっている。
これまでの主な個展に、「melee close in」(ANAGRA、東京、2018)、「FIGHTER」(argument gallery、東京、2017)、「WEIRD AND WONDERFUL」(gallery space HALO、東京、2017)。グループ展に、「人物と風景」(The blank gallery、東京、2019)、「memento mori」(L'illustre Galerie LE MONDE、東京、2018)、「EPIC PAINTERS vol.4」(The blank gallery、東京、2018)、「ヤングマンズ」(kara-s、京都、2018)など。