EXHIBITIONS

高松次郎、Agnes Martin、Sol LeWitt 「Between the Lines」

© The Estate of Jiro Takamatsu Courtesy of Yumiko Chiba Associates

 高松次郎、アグネス・マーティン、ソル・ルウィットの作品とともに「線」による表現を巡る展覧会が開催される。

 代表作のひとつ《No.273(影)》(1969)など、人物の影が重なり合う絵画作品でも知られる高松。最初のシリーズとなる「点」シリーズの後、「線」の概念を用いた「紐」シリーズを開始し、長さという特徴だけを持つ非物質性と抽象性に対する追求を晩年の「形」シリーズまで続けた。

 いっぽう、逝去するまでニューメキシコにアトリエを構えたマーティン。同地の風景から着想し、一定サイズの正方形のキャンバスにグリッドや水平のラインのみを用いたスタイルで、生涯にわたって線を描いた。

 そしてミニマルアート、コンセプチュアルアートを展開したルウィットは、3次元の作品を制作する際に好んで用いた「ストラクチャー」という用語に従い、線と面と色を使って幾何学的な形状や線状のパターンが多様に並ぶ空間をつくり上げた。

 本展では、「Between the Line」というタイトルが示すように、3人の作家が「線の間」で何を思索したのかを考察する。