REVIEW - 2024.4.4

福祉やアートである前に。田中みゆき評「空気の人/分光する庭 鈴木康広」展

市役所のロビーの空中に大きく横たわる《空気の人(6メートル)》。下では市民が休憩したり、展示を見たりしている。奥に市役所の高齢者福祉の窓口が見える 撮影=Timothée Lambrecq

《まばたき証明写真》の前でできあがった「まばたき証明書」を持つ鈴木康広(左)と武藤清哉(右) 

展望台の大きな窓ガラスに貼られた「春巻のパリパリ」の文字。ガラス越しに横たわる《レンズの人》 撮影=Timothée Lambrecq

ワークショップ「2人と境界線を引く」の様子。二人の手元のアップ。1人が鉋で色鉛筆を半分に削っているところに、もう1人が台を押さえている。1人の手には皺が刻まれ、年齢の離れた二人のように見える 撮影=鈴木康広

ワークショップ「2人と境界線を引く」の様子。向かい合う2人の間に1人の女性がサポートに入り、色鉛筆の先を確認している 撮影=武藤清哉

ワークショップ「好きと嫌いの詩」の様子。200枚近い全員の「好き」と「嫌い」が机の上に並べられている 撮影=鈴木康広

壁に貼られたNさんによる「好きと嫌いの詩」。紙の端に虹が差している 撮影=鈴木康広

展示作業を行うワークショップ参加者 撮影=武藤清哉

並んだ白の色鉛筆《白の消息(理想の色鉛筆)》に《分光の窓》のプリズムを通して虹色が浮かぶ 撮影=Timothée Lambrecq

「好きと嫌いの詩」が所々に貼られた窓ガラス越しに、空に大きく掛かった本物の虹が見える 撮影=鈴木康広

「2人の境界線を引く」。黄色と緑が半分ずつでつくられた一本の色鉛筆から黄色と緑の混ざった線が伸びる。両側に黄色で描かれた花と緑で書かれた山のような絵が見える。 撮影=Timothée Lambrecq

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編集部