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第1回

日米のゲームデザインの発展史と美術史の関係とは?

マンガ、アニメといったサブカルチャーは、2000年の村上隆による「スーパーフラット」以降、日本の現代美術の文脈を語るうえでもはや外すことができない領域となった。いっぽうで、ヴィデオゲームがその文脈であまり語られてこなかったのはなぜなのだろうか。日米間におけるヴィデオゲームの発展を美術史の流れになぞらえながら整理するとともに、そのなかで培われた独自の空間意識からゲームにおけるキャラクターデザインの美学、そしてゲームと現代美術はいかに交わっていくことができるのかについて、現代美術家・たかくらかずきが全3回にわたって論じる。

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ヴェネチア・ビエンナーレ韓国館を匂いで埋め尽くす。クー・ジョンアとキュレーターが語る「香りの記憶」

今年のヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展で、アーティストのクー・ジョンアが韓国館を匂いのオブジェで埋め尽くし、観客に新旧の記憶をもたらすプロジェクト「Odorama Cities」を展開。「香りの記憶」に関する大規模なオンライン調査を実施し、朝鮮半島全土から600を超える香りが寄せられた同プロジェクトについて、クーとふたりのキュレーターに話を聞いた。

2024.5.4
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Museum Start あいうえの インタビュー。10年目を迎えて、10年先のミュージアムの未来を描く

上野公園の9つの文化施設を舞台にした子供対象のラーニング・デザイン・プロジェクト「Museum Start あいうえの」が2023年に10周年を迎えた。10年間継続されてきたこのプロジェクトの3つのプログラム「ファミリー&ティーンズ・プログラム」「学校プログラム」「ダイバーシティ・プログラム」について深掘りしながら、今後目指すミュージアムの在り方について熊谷香寿美(東京都美術館 学芸員、アート・コミュニケーション係長)、小牟田悠介(東京藝術大学 芸術未来研究場 ケア,コミュニケーション特任助教)のふたりに話を聞いた。

2024.5.4
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第60回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(国別パビリオン)レポート

11月24日まで開催中の第60回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展。今年の国別パビリオン参加数は88、コラテラルイベントは30もある。これらの国々と美術関係者が2年に一度集まる機会を、自国に影響を与える長期的な芸術文化政策の一環として投資する初参加国、また、例年注目される先進国の展示に見られる時代の移り変わりについて、引き続き現地からレポートする。

2024.5.3
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草間彌生の作品にいつでも会える国内のアートスポット

世界中で絶大な人気を誇る、「水玉の女王」草間彌生。その作品が常設展示されている国内のアートスポットをピックアップしてお届けする(すべての作品画像/All images of works:© YAYOI KUSAMA) ※本稿は順次情報をアップデートしています

2024.5.3
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ひと味違うアートを楽しめる、マニアックな映画5作品

近年、芸術家やアーティストをテーマとした映画がますます増えているが、ダイレクトに彼らやその作品を追うのではなく、作中にアートを見いだせるものがある。古典的名作からアニメーションまで、おすすめの5作品をピックアップ。物語においてひそやかに重要な役割を担うアートに注目して鑑賞してみてはいかがだろうか。

2024.5.3
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第20回

[ARTIST IN FOCUS]照屋勇賢:ポップ・アートを通じた批判的な眼差しが持つ両義性

既製品や身近なオブジェクトを用いた作品をはじめ、自身の生まれ故郷である沖縄が抱える複雑な問題や固有の歴史を映し出した作品を発表してきた照屋勇賢。沖縄では初となる大規模個展を沖縄県立博物館・美術館にて開催した作家に、これまでの歩みと、多様なテーマや表現手段の基盤となる考えを聞いた。

2024.5.2
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5月に見たい展覧会ベスト10

2024年5月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。

2024.5.1
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第18回

[ARTIST IN FOCUS]寺内曜子:成るべくして出てくる形で伝える世界に対立は存在しないということ

「私たちは部分しか見ることができない」ということをテーマに、ミニマムな形や場所性を生かしたインスタレーションで、世界との関係を体感させる作品を展開してきた寺内曜子。新作の発表が続くいま、改めて寺内の制作を貫いているコンセプトの核心に迫る。

2024.4.30
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アレックス・カネフスキー インタビュー。「思想や意味を込めず、見た人が自分で物語を紡ぎたくなるような絵を描きたい」

東京・中目黒の104 GALERIEを会場に、日本で初めての個展「The Battle of Shahbarghan —シャバーガンの戦い」を開催中のアレックス・カネフスキー。ロシアに生まれ、20代の頃からアメリカを拠点に活動を続けてきたカネフスキーは、思想や意味などに関係なく、ただ絵としての表現にこだわるという。個展会場でインタビューを行った。

2024.4.30