EXHIBITIONS

2024年度春季企画展 カフカ没後100年記念

「変身」するカフカ

早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)
2024.04.26 - 09.16

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 早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)で「2024年度春季企画展 カフカ没後100年記念 『変身』するカフカ」が開催されている。

 ギリシャ神話をはじめ、オウィディウスの『変身物語』やデイヴィッド・ガーネットの『狐になった奥様』、中島敦の『山月記』と「変身物語」は古今東西で生み出されてきた。

 なかでも、今年没後100年となるフランツ・カフカ(1883〜1924)の『変身』には、重く生々しい描写が漂う。本展では、主人公・ザムザが変身した「ウンゲツィーファー(Ungeziefer)」のイメージを探るため、訳者ごとに異なる訳文や装丁画に注目。また、村上春樹をはじめ、近現代の作家たちや漫画家たちがカフカをどのように作品に取り入れた(=「変身」させた)のか、日本におけるカフカ受容について考える。