富山県水墨美術館

　富山県水墨美術館は1999年に開館。水墨画をはじめ、長い伝統の中で育まれてきた日本文化の美を紹介するとともに、それらを鑑賞するにふさわしい庭園や茶室を配した和風の美術館。自然に囲まれた環境のなかで、日本の伝統と美の神髄に触れ、心やすらぐひとときを過ごすことができる。

　常設展示「近代水墨画の系譜」では、竹内栖鳳、横山大観、菱田春草など近代日本を代表する作家や、篁牛人など富山県に縁のある作家の作品を展示。もうひとつの常設展示「下保昭作品室」では、砺波市出身の日本画家・下保昭（かほ・あきら）の作品を紹介している。また、日本画や工芸など幅広い分野の企画展も開催。