MUSEUMS / GALLERIES

岐阜県現代陶芸美術館

岐阜
 岐阜県現代陶芸美術館は「陶磁器をテーマにした産業振興・文化振興・まちづくりの拠点」として、2002年「セラミックパークMINO」内に開館。磯崎新の設計による建物は自然環境と調和し、敷地内では四季折々の自然を体感できる。

 コレクションは国内外にこだわらず、世界各地の近現代の陶芸作品を収集。個人作家による陶芸作品のみならず、これまで美術館の収集対象となりにくかった実用陶磁器や、優れたデザインを伝える産業陶磁器も含まれている。代表的な所蔵品に、初代宮川香山《浮彫蓮子白鷺翡翠図花瓶》(19世紀後半)や富本憲吉《色絵金銀彩四弁花模様飾壺》(1960)、森正洋(デザイン)《G型しょうゆさし》(1958)など。

 年に様々な展覧会を開催するとともに、陶磁器を通じた人的ネットワークの構築や地域との連携なども視野に入れた活動を展開している。