EXHIBITIONS

開館25周年記念

みうらじゅん マイ遺品展

遺影(MYRELICS)

ツッコミ如来像

ヤシやん

 2021年に25周年を迎えたアサヒビール大山崎山荘美術館は記念展のひとつとして、「みうらじゅん マイ遺品展」を開催する。

「マイブーム」「ゆるキャラ」などの命名者であり、イラストレーター、マンガ家、エッセイスト、ミュージシャンなど幅広く活躍するみうらじゅん。本展では、長年にわたり収集・制作し、自ら「マイ遺品」と名づけた品々を、出身地である京都の地で一挙に公開する。

 登録有形文化財である築100年以上の大山崎山荘(本館)および、安藤忠雄設計の地中館・山手館からなる特色ある空間と、みうらの独自の視点、感性が光る「マイ遺品」の数々とが織りなす調和を楽しみたい。以下は、みうらからのメッセージ。

「描いたもの、書いたもの、録ったもの、貼ったもの、作ったもの、まとめたもの、集めたもの、などなど―ごちゃまんと溜ってしまったこれらのものをある時から『マイ遺品』と、呼ぶようになりました。それは何も後世に残す企みではありません。

これから先(グレイト余生)も、まだまだ溜ってしまうであろうことからの言い訳として考えついたネーミングです。だから、これから御覧になるみな様は、単なるコレクションだと思わずに『へぇー、みうらじゅんってこんな人だったんだ』と、気持ちを盛ってその品々に思いを馳せて頂くようお願いします。あくまで『プレイ』で構いませんので。

京都で生れ育ち、18歳の夏までいました。それから後はずっと東京。本展示はその全貌ではありませんが、何かを表現してなきゃストレスが溜る男の執念をどうかよろしくです(みうらじゅん)」。