淺井裕介展　星屑の子どもたち

　金津創作の森美術館で、淺井裕介展「星屑の子どもたち」が開催されている。

　淺井裕介は1981年東京都生まれ。土、水、埃、小麦粉、テープ、ぺンなど身近な素材をもちいて作品を制作している。マッチ箱から50メートルを超える壁画まで、アートプロジェクトにおけるインスタレーションへの取り組みなども手がけている。

　本展は「あらゆるものは変化を続ける」をキーワードに、滞在制作型の泥絵作品をはじめ、100点を超える陶器の立体作品や、土そのものを見つめるような抽象絵画への挑戦など、五感を通じて見るものに身近な日常を再認識させるような作品を展示。多様な生き物や、無生物もすべてがこの星から生まれてこの星に還っていくという、淺井が創造する命のかたちがつくり出す様々な物語と、これらが相互に呼応して織りなす神話的な世界を体感できる展覧会となっている。