コシノジュンコ　原点から現点

　あべのハルカス美術館で 「コシノジュンコ　原点から現点」が開催されている。

　大阪・岸和田に生まれたコシノジュンコは、1960年に新人デザイナーの登竜門とされる装苑賞を最年少で受賞、以後東京を拠点にファッションデザイナーとしての活動をスタートさせる。1978年、パリコレクションへの参加を皮切りに世界各地でショーを開催、高い評価を得るいっぽう、近年においてその創造の対象は服飾デザインの領域を超え、インテリアや食、花火のデザイン、野外エンターテインメントのプロデュースなど新たな境地を切り開いている。

　本展は、いまもなおモードの先端を走り、新たな創造を繰り広げるコシノジュンコの活動の全貌を紹介する過去最大規模の展覧会となっている。衣装やデザイン画をはじめ、写真パネルや映像演出など、約200点を通してその魅力に迫る。